練馬離婚協議書作成センターあしすと絆

〒178-0063 東京都練馬区東大泉7-7-11
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あしすとメンバー
私たち後見人としての想い

若くして精神疾患を患い、
半生がほぼ精神病院暮らしだった
89歳Iさん

Iさんは結婚して子供もいましたが、子供さんもご主人も早くに亡くしており、身寄りがありません。
兄弟が10人以上いるようですが、音信不通です。

統合失調症を患ったのは若いころだったようです。奉公先でレイプ被害にあったのが原因であるとも、子供さんを亡くしたのが原因であるともいわれています。
30代から精神病院暮らしになっていました。多分そのころから社会福祉制度のお世話になり、
障害年金を受給していたと思われます。

さて、80歳を超えて、そのとき入院していた病院から、病状は安定しており入院して治療する必要はないので、退院して老人ホームに入ってはどうかと提案されました。
しかし、Iさんは認知症になっていて、判断能力が十分でなくなっていましたから、
自力では退院の手続きも、次に入るべき老人ホームを探して入所手続きをすることもできません。
そこで地域の包括センターの紹介で、あしすと絆のメンバーとして、Iさんの成年後見人に就任しました。その後、その成年後見人が老人ホームの申し込み手続きを行い、特別養護老人ホームに入所することができました。

特別養護老人ホームの多床室(相部屋)の月額利用費用は、一般的に、要介護度にもよりますが、居住費、食費、介護サービス費の合計10万円程度で、そのほかに医療費や日常生活費がかかります。Iさんの財産は2~300万円の預金で、収入は障害年金のみで、特別養護老人ホームが割安だといっても預金はすぐに底をつきそうです。しかし、Iさんは負担限度額認定制度を利用できたので、食費・居住費の軽減をすることができています。
医療費については、高額療養費の給付を受けるなど、区の援助を各種受けられているため、
今のところ、月6万円程度の出費で生活できています。
ただし、今後、医療費が増大した場合どうなるか少々心配なところです。

好きな歌が歌えて、塗り絵に熱中しているIさんが、幸せを感じていますようにと祈っています!

Aさんは任意後見契約をしたAさん

87歳のAさんと出会ったのは、Aさんが、脳梗塞を発症して入院している病院でした。

1か月余りの入院なのに、背中には、大きな褥瘡ができていて、息をするのも一生懸命という印象でした。
法定相続人である家族は全員亡くなっていて、遠縁の親戚に連絡したけれど対応してもらえない。
一人である彼女のために療養病院への転院はじめ、様々な手続きが必要であるとのことで、
福祉関係者からの紹介でした。

Aさんは、判断能力はしっかりされていたので、私のことを行政が選んでくれた友達だと認めてくれ、その後、見守り、財産管理、任意後見、死後の事務委任の契約、尊厳死宣言を作成しました。遺言書については、遠縁の方に対しての想いもあって、書きたくない。また、家族のお墓には入りたくないとの希望がありました。

療養型病院に転院してからは、みるみる元気になったAさん。
ちょこちょこ会いに行く私のことを娘だと間違えた方も多く、そのことをAさんが嬉しそうに話してくれたことは、私にとっても喜びでした。
子供のころ、通勤するお父さんと一緒に小学校に通った話や病気になる前によく言っていたスーパーの方々も元気かしら?Aさんが急にいかなくなったから、心配しているよねと話してくれました。Aさんは甘いものが好きだったので、一緒に、プリンやケーキも食べました。

病院の方針もあって、療養型の施設がなくなったことを機に、特養や有料老人ホームの空きを探し、結局、区内の有料老人ホームに入所しました。特養の空きの連絡が来たのは、ホームに入った翌日でした。特養にはなかなか入所できない現実です。

Aさんは、ずっと独身で、お仕事もしっかりしておられたので、年金、預金もありました。
また、施設入所の際にはAさんは90歳を超えていて、入居金も安くなり、Aさん自身のお金で、十分賄えました。いい施設に恵まれ、大切にしてもらいました。会いに行くと「お疲れ様だね。泊っていく?」という優しい言葉かけに私自身も癒しを感じました。

Aさんの判断能力が落ちてきたので、後見監督人の申し立てをし、私も任意後見人となりました。任意後見人は、後見監督人に定期的に報告する義務があります。また、施設にもはいったので、
借りていたアパートの片づけ、契約解除、そして、Aさんの希望であった墓地選びも始めました。
施設も近くが見つかりましたが、墓地も近くにお寺にある樹木葬を見つけました。

その後、コロナ禍の影響もあり、なかなか面会に行けなくなりましたが、月に1回は、差し入れという名目で、受付まで行きました。施設の方がガラス越しに会わせてくれたり、写真を撮ってくれました。おしゃべりが好きなAさんでしたが、だんだんしゃべらなくなり、同時に認知症も進みました。

もうすぐ、面会ができると思った矢先、施設から急変の連絡を受け、急ぎ、病院に向かいました。翌日、私が見守る中、静かに息を引き取りました。親戚もいない直葬、あしすとメンバーで見送りました。納骨まで、お寺でお骨も預かってもらえました。お布施も払えたので、先日、一周忌の法要もお願いできました。
死後の事務委任の仕事が終わり、相続財産管理人の申し立てを家庭裁判所にして、残った財産を引き渡し、私のAさんの任意後見人としての仕事は終了しました。

後見人は、家族と違い、施設の保証人にもなれず、病気になったときの治療の決定ができない。(ただ、現実は、どちらも求められます)  また、被後見人のためにお金を使うこともできないことなど、家族とは違うということを感じました。でも、できるだけのことをしてあげたいと思えたのは、任意後見契約であったこと、判断能力のあるうちに出会い、心を通じ合わせることができたことだったからではないかと思います。

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